2014年6月3日火曜日

もうすぐ発売です




「切り絵作家gardenの草花と動物の切り絵図案集」 朝日新聞出版2014年6月6日(金)発売
今週の金曜日に発売です。
もう今年は時間があっという間のてんてこ舞いです。


Amazonで中がちらっと見えるようになりました。

amzn.to/1qEM4v7

Amazonの画像だとなんだか霞がかったように見えますが、
この本は、少しクリーム色のざらざらした手触りの紙を使っているので
それをスキャンしたせいではないかと思います。
クラフト感があってすごく好きな紙です。
















付録のカラーパーツを使うと、こんな風に色が着いた切り絵が作れます。

発売前ですが、さっそくひとついいわけを。
「草花と動物の切り絵図案集」というタイトルなので、
ちゃんとそれぞれに詳細な種類の名前まで表示するか迷ったのですが、それはやめました。
動植物によっては些細な特徴で見分けなければいけないものがあるのですが
その特徴を守るために切りにくくなってしまうのは図案集として本末転倒だから、という理由です。

“切りやすい”と“図案としてかわいい”が同じ方向を向いていればいいのですが
時には綱引きしていることがあって、
いつも図案それぞれによいバランスを探り探り作っています。
ちょっとむずかしくてもかわいい方を、とか。それよりはシンプルな方を、とか。

いいわけというのはですね。
コトリトマラズの楕円フレームという図案があるのですが
コトリトマラズはメギという植物の別名です。
なぜコトリトマラズというのかというと、枝に小さいトゲが生えているからなのですが、図案ではトゲをカットしています。
制作が終わった後でこのページにはそれぞれにタイトルを付けることになったので
コトリトマラズのくせにトゲなしになってしまいました。
作り直すか迷ったのですが、きっと中に動物を入れる人も多いでしょうし
そのフレームがトゲトゲでもなんだかかわいそうですしね。

コトリトマラズなのになぜ??と思った方にごめんなさい、という話でした。
どんな図案かは本を見てのお楽しみに。
コトリトマラズが載っているページの見開きは特に気に入っています。