2015年1月9日金曜日

新刊のおしらせ






















やっとこのおしらせができます。
その前にまずは

あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

年末の挨拶もなく失礼いたしました。
昨年の夏からひたすら取り組んでいたものがやっと形になります。





「garden COLORING BOOK 小鳥と花と動物のぬり絵」
玄光社
1月13日(火)発売 1300円+税
(画像クリックでAmazonのページ)

パルコブックセンター吉祥寺店1月11日(日)先行発売



はじめてぬり絵の本を出版することになりました。
そしてこれがほぼはじめてのイラストでの仕事です。全ページ線画を描いています。
普段切り絵をイラストとして扱っていただき、挿絵などを描かせていただいていますので
やっていることはイラストレーターと同じなのですが、わたしの中では絵と切り絵では全然違い、
切るというワンクッションがなくダイレクトに見られている、裸の状態という感じ。
これまでに絵を描くことがむずかしいと何度思ったか。


わたしは切るのが楽しくて寝るのがもったいないというタイプではありますが
描くのが楽しくて寝るのがもったいないというタイプとは真逆なので
切り絵という楽しみが待っているわけでもなく絵を描くということは
はじめはおなかに石がつまって歩くのが重たいというような気分でしたが
だんだんと絵を描くことが楽しく思えるようになりました。
特に下絵からペンで清書する楽しさは切り絵とはまた違うけれども格別の楽しさがありました。
それに塗るのもすごく楽しい!
正直にお伝えしてしまいますが色鉛筆を握ったのは10年以上ぶりでした。
こんなこと書いたら本が売れなくなっちゃうかなあ。
でもこの本は指南本ではないのです。
何も考えずにただ楽しくぬってもらいたい。





全96ページです。
本紙にはぬりやすいけど紙らしい味があり、やさしい色みの紙を使いました。
結構厚いので色鉛筆の他にも水彩絵の具も使えます。


付録として巻末に額装用、ポストカード、オーナメントのページも用意しました。
ポストカードはフォトフレームとカードに分けて使うこともできます。
付録は少しだけ黄色みがかった厚手でクラフト感のある紙を使っており、
裏が白紙なので切り離して使っていただくことができます。
花のリースの絵もあるので輪の中に言葉を入れてウェディグのウェルカムボードに、
オーナメントはパーティの飾りつけに、是非使っていただきたい。
わたしは仕事が忙しくなる数年前までウェディングのウェルカムボードのオーダーを受けていたので
いつもウェルカムボードを作ることを考えてしまいます。
花嫁さんたちのまっすぐな気持ちもいつもうかがっていましたし、
オーダーを受けられない代わりに自分で作っていただける材料は用意したいと思っています。


巻頭には素敵な古道具屋さんで撮影したインテリア写真もあります。
素晴らしく素敵な世界観のお店で(世界観なんて言葉使いたくないくらい素敵ですよ)
わたしの絵と撮影させていただくのがもったいないような不思議な気持ちになりました。
それにカメラマンさんの撮ってくださった写真もすごくいいのです。
やわらかいけど甘くなく、クールでもなく、格好つけてもいないけどもすごく素敵。
ぬり絵のフォトフレームの内側に入れたモノクロの猫の写真は祖母が昔飼っていた猫たちにしました。
喜んでくれるかな。


書きたいことがたくさんあって長々と書いてしまいました。
この本を作ることはこれまでの出版した本に輪を掛けて一大事でした。
編集さん、デザイナーさんありがとうございました。
(大量のわがままをすみません)






















Amazonの書影ではわかりませんが表紙はなんとラズベリーの部分が赤箔なんですよ!
みんなの希望が叶っての赤箔です。



長くなってしまったので
次回オーナメントのワークショップのおしらせをします。